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湿度65%で除湿機ON:冬の結露とカビを自動で抑えるSwitchBotレシピ

公開 2026-10-15読了 6 分

Photo: Rene Slot / Pexels

この記事でわかること
冬の結露とカビ対策に、湿度65%で除湿機をON・55%でOFFにするSwitchBotのレシピを紹介。プラグミニで動く除湿機の見分け方、温湿度計の置き場所、満水や電池切れで止まる穴まで整理します。

冬の朝、窓ガラスがびっしょり濡れていて、サッシのゴムに黒い点が出てくる。賃貸の窓まわりのカビは掃除しても落ちにくく、気づいたときには広がっていることがあります。

結論から書きます。私なら、除湿機を SwitchBot プラグミニにつなぎ、温湿度計の湿度で「65%以上でON・55%以下でOFF」の2本を組みます。そこに時刻で止める保険と湿度が下がらないときの通知を足して、4本で1セットにします。

ただしこの方法は、コンセントを挿し直すと運転を再開する除湿機でないと動きません。組む前にここを確認するのがいちばん大事です。

65%でON・55%でOFFにする理由

カビは一般に、湿度が60%を超えると繁殖しやすくなり、80%を超えるとさらに活発になるとされています。冬の室内の湿度の目安は40〜60%とよく紹介されます。

結露は湿度だけでなく、窓の表面温度で決まります。たとえば室温20℃・湿度60%の空気は、約12℃以下の面に触れると結露するとされています。湿度50%なら約9℃です。冷え込んだ朝の窓、とくに1枚ガラスの窓はこの温度を下回りやすいので、湿度を少し下げて「結露が始まる温度」を下げる、というのが除湿の効き方です。

ONとOFFの値をずらすのは、付いたり消えたりを繰り返さないためです。60%ちょうどでON/OFFを両方決めると、湿度が境目で揺れるたびに除湿機が切り替わります。10%ほど幅を空けておけば、一度動いたらしばらく運転し、十分下がってから止まります。65%と55%は出発点です。1週間ほど窓の様子を見て、結露が残るならONを60%に下げる、という調整で構いません。

用意するもの:ハブ・温湿度計・プラグミニ・通電で動く除湿機

ハブ:温湿度を条件にしたオートメーションにはハブが必要です。SwitchBot ハブ2や SwitchBot ハブ3は温湿度センサーを内蔵しているので、ハブだけでも湿度を条件にできます。センサーのないハブミニでも、温湿度計と組み合わせれば作れます。選び方はハブの違いの記事にまとめています。

温湿度計:ハブはリビングのテレビ台の上などに置かれがちですが、結露しやすいのは北側の寝室や、窓際の家具の裏です。守りたい部屋に SwitchBot 温湿度計を1個置くと、その場所の数字で動かせます。ハブの通信範囲内に置いてください。

プラグミニ:SwitchBot プラグミニは Wi-Fi で直接つながるスマートプラグです。定格は100V・15A・最大1500Wなので、除湿機の銘板の消費電力が収まっているか確認しておきます。

除湿機:プラグミニにできるのは電源を切ったり入れたりすることだけで、除湿機のボタンは押せません。そのため、電源が戻ったときに自分で運転を再開する機種であることが条件です。

  • 停電復帰機能(停電前の運転状態を覚えていて、電気が戻ると再開する機能)がある機種。一部の三菱電機の除湿機などが該当するとされています。対応は型番ごとに違うので、取扱説明書で確認します
  • ダイヤルなどの物理スイッチでONのまま置いておける機種も、通電すると動き出すことが多いとされています
  • 手持ちの機種なら、運転中にコンセントを抜いて挿し直し、動き出すか試すのが確実です

冬に使うなら除湿の方式も見ておきます。コンプレッサー式は室温が低いと能力が落ちるとされ、冬の結露対策には デシカント式除湿機が向いているとよく紹介されます。ヒーターを使うぶん消費電力は大きく、部屋も少し暖まります。夏も使いたいなら、両方を切り替えるハイブリッド式という選択肢もあります。

ボット(ボタンを押す小型ロボット)で電源ボタンを押す方法もありますが、私はおすすめしません。ボタンがON/OFF兼用だと、一度ずれると「入れたつもりで消している」状態が続くからです。

レシピ:ONとOFFに保険と見張りを足す

SwitchBot アプリの「オートメーション」で作ります。

1. 湿度65%以上で除湿機ON

  • 条件: 温湿度計の湿度が65%以上
  • 動作: プラグミニをON
  • 有効期間: 運転音が気になるなら、就寝中の時間帯を外す

2. 湿度55%以下で除湿機OFF

  • 条件: 温湿度計の湿度が55%以下
  • 動作: プラグミニをOFF

3. 保険:時刻でOFF

  • 条件: 時刻(例:毎朝8:00、または出かける時刻)
  • 動作: プラグミニをOFF
  • なぜ必要か: 雨の日や洗濯物を部屋干しした日は、55%まで下がらないまま何時間も動き続けることがあります。留守中は止めたい人や電気代が気になる人は、1日の区切りで一度止めます

4. 見張り:湿度75%で自分に通知

温湿度計のアラート(設定値を超えたら通知する機能)を、ONの値より高い75%などに置きます。これが鳴るのは、除湿機が止まっているか、能力が足りていないときです。

注意点として、温度や湿度の条件は値をまたいだ瞬間にしか発火しないとされています。作った時点ですでに70%ある部屋では、一度下がってから再び65%を超えるまで動きません。初回は手動でプラグミニをONにしておくと確実です。同じ考え方はペットの留守番の温度レシピでも書いています。

冬の除湿で止まりやすいところ

満水で止まる。 タンクが満水になると除湿機は止まりますが、プラグミニから見ると「ONのまま」です。4の通知が鳴ったら、まずタンクを見ます。プラグミニは消費電力の履歴を見られるので、ONなのにほぼ0Wなら満水か停止のサインです。連続排水に対応した機種なら、ホースを排水口まで引く手もあります。

置き場所で数字が変わる。 一般に、冷えた窓のすぐそばは湿度が高めに、除湿機の吹き出し口の近くは低めに出ます。窓から少し離した壁際など、部屋の空気を代表する場所に置き、吹き出し口とは離します。

電池切れとハブのオフライン。 温湿度計の電池が切れると湿度が更新されず、ONもOFFも動きません。とくにOFFが動かないと、除湿機は止まらないままです。3の時刻OFFはこの保険にもなります。動かないときはオートメーションが動かないときの確認順を見てください。

除湿機だけに頼らない。 結露は湿度と窓の冷たさの組み合わせで起きます。朝の短い換気、カーテンを窓から少し離す、家具を壁から数cm離す、といった一般的な対策と組み合わせたほうが効くとされています。

まとめ

  • 湿度65%以上でON、55%以下でOFFの2本が基本です。幅を空けるのは、付いたり消えたりを繰り返さないため
  • プラグミニで動かすには、通電で運転を再開する除湿機が条件です。説明書で停電復帰機能を確認するか、コンセントの抜き挿しで試します
  • 冬はコンプレッサー式の能力が落ちやすいとされ、デシカント式が向いているとよく紹介されます
  • 時刻でOFFにする保険と、75%で鳴る見張りの通知を足して、満水・電池切れ・オフラインに気づける形にします
  • 湿度の条件は値をまたいだ瞬間に発火するため、作った直後は手動でONにしておきます
編集人(本業: IT) 賃貸で暮らしながら、工事なしでできる範囲を試しています。使わなくなったものも書きます。